ニューイングランド発祥のクラムチャウダー

クラムチャウダーは、イギリス系入植者が多いアメリカ東海岸のメインとバーモントにロードアイランド、ニューハンプシャーなど6州のニューイングランド地域発祥のスープ料理です。ハマグリ、アサリもしくは食べられる二枚貝のクリームスープです。


本場料理で使われているのは「ホンビノスガイ」というアサリやハマグリの仲間の貝です。日本では通常は流通していないため、ハマグリやアサリなどで代用してクラムチャウダーを作ります。

クラムチャウダーのニューイングランド風は生クリームを使った滑らかな口当たりの白いクリームスープ、イタリア系入植者が多いと言われるマンハッタン風のクラムチャウダーは、トマトとコンソメを使ったうま味の強い赤いトマトスープです。

高たんぱく、高脂肪、高カロリーのアメリカ食文化の中で、材料を油炒めしてうま味を出したスープを使うクラムチャウダーはアメリカ料理の中でヘルシーで人気が高いものです。そしてハズレがないのがベーコン、レタス、トマトのサンドとクラムチャウダーだと故・荻昌弘氏がエッセイに書いています。

クラムチャウダー以外のチャウダー

二枚貝とベーコン、生クリームの3つの材料の持つうま味が複雑に絡み合いクラムチャウダーが美味しくなっています。

二枚貝にはうま味成分の一つであるコハク酸が含まれています。ベーコンは肉類のうま味成分であるイノシン酸が含まれ、クリームの持つ乳製品のコクとまろやかさが全体をまとめ上げ、クラムチャウダーのスープが形作られています。

二枚貝のクラムチャウダーをはじめとするチャウダー料理には、様々なバリエーションがあります。多くの移民により成立したアメリカは、一口にチャウダーと言っても移民元の国によって具材や味付けが異なります。

この食事代わりになる具だくさんのスープというチャウダーは、主役となる具材を変えるだけでバリエーション豊富なスープ料理です。

白身魚で「フィッシュチャウダー」、スイートコーンを使ったものは「コーンチャウダー」、ベイクドビーンを入れたものは「ビーンチャウダー」になります。

酵母と乳酸菌を用いた酸味のある名物のパンのサワードウをくり貫いて、これにクラムチャウダーをよそったものを売るアメリカ西海岸サンフランシスコの名物屋台があります。

ニューイングランド風のクラムチャウダーのレシピ

ニューイングランド風のクリーミーなクラムチャウダーの材料は、4人前作るとき、アサリやハマグリなどの二枚貝8個とベーコン100gのほか、玉ネギ2個、ジャガイモ2個、ニンジン1本必要です。また牛乳500ml、水300ml、生クリーム100ml、白ワイン100mlに、香辛料として塩・コショウ少々、ローリエ1枚、コンソメキューブ1コ、刻みパセリ少々となります。

このクラムチャウダーの作り方の手順は、二枚貝をあらかじめ薄めの塩水に入れ砂を吐かせます。野菜は2cm角程度にベーコンは食べやすい大きさに切っておいてください。

二枚貝と水、白ワインを鍋に入れて煮て口を開かせ、貝に火が通りきらないうちに火から下ろして貝を取り出し、貝とスープに分けます。スープが熱いうちにコンソメを加えて溶かしておきます。

鍋にベーコンを引き、油が出るまで炒め、油が鍋全体に行き渡ってきたら野菜を入れます。玉ネギが透明になってくるまで炒めます。

この野菜に火が通ったら鍋にスープと牛乳を注ぎ、沸騰したら火を弱め、貝とローリエを入れて五分ほど煮込みます。 ローリエを取り除き、生クリームを加え塩とコショウで味付けしたら器に盛り付けて、パセリを散らせば完成です。

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